「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録された理由とは?
こんにちは!
栃木県芳賀郡益子町にある日本料理「利休」です。
HPをご覧くださり、ありがとうございます。
「利休」という店名の由来は千利休からとっています。
千利休から学ぶおもてなしの心は、このお店のコンセプトの一つでもあります。
お客様に「選んでよかった」「来てよかった」
と満足・納得してもらうために、尽力することです。
全ての食材を店主自ら選び抜き、全ての料理を店主自らの手で作ります。
今までに培ってきた技術で、素材の持ち味を尊重した料理をご提供しておりますので
ぜひ、旬の美味しさと、「和」のしつらえをお楽しみください。
日本の伝統的な食文化である和食。
平成25年(2013年)に「ユネスコ無形文化遺産」に登録されています。
日本では「歌舞伎」、「能」、「人形浄瑠璃文楽」、「雅楽」
「和紙」、京都祇園祭りの「山鉾行事」、「アイヌ古式舞踊」
「結城紬」など、21の無形文化遺産が既に登録されているのですが
平成22年(2010年)、ユネスコ無形文化遺産の登録対象分野は
「食」にまで拡大されたのです。
食がもたらす伝統・行事・儀式、社会的慣習、それらに関わる技術や知識を対象として
これから守って継承しながら育て行く「食文化」を評価するものが
ユネスコの「食」の無形文化遺産ということだそうです。
つまりこの評価の基準は、特定の料理、味の良し悪しや栄養の豊富さなどではなく
「食」が創る文化や社会をいかに次世代に伝えて継承しているか、という点にあるのでしょう。
和食が登録された理由は、和食の「お寿司」や「お刺身」、「天ぷら」などの
特定の料理や食材などが評価されたのではありません。
和食が「日本の伝統的な食文化」であること
そして「世代を超えて受け継がれ、地域の結びつきを強めている」ことが
大きく評価されたことです。
食が多様化する昨今、今一度、日本に古くからある「食」を見直すきっかけとなるよう
そして多くの人に愛され、受け継がれる「食」をこれからもご提供できるように
努めてまいります。